韓国統一部「2021統一白書」発刊、朝鮮半島を取り巻く条件と制約は容易でなかった(画像提供:wowkorea)
韓国統一部「2021統一白書」発刊、朝鮮半島を取り巻く条件と制約は容易でなかった(画像提供:wowkorea)
韓国統一部(省)は、昨年韓国政府が推進した対北朝鮮・統一政策の内容が盛り込まれた「2021統一白書」を発刊したと28日明らかにした。

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イ・イニョン(李仁栄)統一部長官は、「発刊社」を通じて 「(昨年)朝鮮半島を取り巻く条件と制約は決して容易でなかった」とし、6月の「北朝鮮の南北共同連絡事務所爆破」と9月の「朝鮮半島西海上での韓国国民射殺事件」に言及した。

イ長官は、この二つの事件について「平和を望む国民の心に衝撃が走り、決してあってはならない容認できない事件」と酷評しながらも、北朝鮮が軍事活動行動計画の保留をし、韓国国民死亡事件について、異例にもキム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記が直接謝罪を表明してきたと説明した。

彼は「このような過程を通じ、南北間の緊張状態が、より大きな危機にならなかったのは、朝鮮半島の平和のために、政府の一貫した努力と意志の結果」と自評した。

また、イ長官は、「私たちの前には、朝鮮半島の運命を左右する新たな機会と危機が交差している」と現況を評価した。

それとともに「南北関係発展が米朝関係を促進し、米朝関係の進展が南北関係のより大きな発展を生み出す、実質的な朝鮮半島の平和過程を主導し、朝鮮半島の非核化と恒久的な平和体制構築、経済文化協力を通じた共同繁栄の基盤を、早急に築けるよう努力したい」と述べた。

今回の統一白書は、△朝鮮半島政策△南北交流協力△人道的協力△南北対話△脱北者住民定着支援△統一教育△政策推進、基盤の強化、朝鮮半島政策など計7章で構成されている。

前日、統一部当局者は「白書内の記述内容の客観性と公正性を確保するために、民間の専門家を編集委員長に委嘱し、より客観的に記述するように努力した」と説明した。

今回の統一白書は合計1万部を発行し、立法・司法・行政機関と、統一に関連する民間団体や研究機関、関係分野の専門家等に配布する予定である。

統一白書ファイルは、統一部ホームページで、誰でも閲覧可能である。

一方、1990年に最初に出版された統一白書は、今年で発刊31周年を迎え、1990年に隔年発刊から始まり、1993年からは毎年発刊された。

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