「4・27板門店宣言」が、今日(27日)で3周年を迎える(画像提供:wowkorea)
「4・27板門店宣言」が、今日(27日)で3周年を迎える(画像提供:wowkorea)
朝鮮半島の南北間が合意した「4・27パンムンジョム(板門店)宣言」が今日(27日)で3周年を迎える中、韓国では政府次元の記念行事は行われない。新型コロナウイルス感染症への防疫状況を考慮した措置というのが韓国政府の説明だが、事実上 膠着した南北関係の影響によるものだとみられる。北朝鮮もこれまで特別な行動なく、沈黙を貫いている。米国による対北政策を注視し、状況管理を続けている状況である。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

きのう(26日)北朝鮮の国営通信“朝鮮中央通信”の報道によると、北朝鮮は4大勤労団体の一つである“キム・イルソン(金日成)-キム・ジョンイル(金正日)主義青年同盟”第10回大会を、今日(27日)から首都ピョンヤン(平壌)で開催する。キム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記は5年ぶりに開催する今回の大会で、青年層に対する思想の取り締まりに乗り出すものとみられる。

一方 韓国のイ・イニョン(李仁栄)統一相はこの日、政府次元の行事がないかわりに、民間団体主催の関連行事に参席し 対北メッセージを発信する予定である。

韓国統一部(省)によると、イ統一相は3周年を迎えた今日の午前、パジュ(坡州)市の南北出入事務所の通門の前で開かれる“4・27南北首脳会談3周年”の記念行事であいさつをする。この行事は複数の社会団体が共同主催するものである。

また イ統一相は同日、2007年に南北列車試験運転が行なわれたカンウォンド(江原道)コソン(高城)にある日本海(韓国名:トンへ・東海)側の最北端駅“チェジン(猪津)駅”を訪れ、“猪津駅 統一へと進む平和列車体験場”の開場行事に参席する。イ統一相はこの場で板門店宣言の意味について語り、“南北合意”履行の意志を改めて強調するなど、対北メッセージを伝えるものとみられている。

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