金正恩氏、対外二重外交…米韓は遮断し、友邦にはラブコール(画像提供:wowkorea)
金正恩氏、対外二重外交…米韓は遮断し、友邦にはラブコール(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の金正恩労働党総書記が、キューバなど社会主義の伝統友好国と非対面外交を通じて対外的な歩みを続けている。対米・対南に対する態度とは対照的な姿だ。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

党機関紙の労働新聞は21日付で「キム・ジョンウン同志は、キューバ共産党第8回大会が成功し、ミゲル・マリオ・ディアスカネル同志がキューバ共産党中央委員会第1書記に選出されたことに関して、彼に温かいお祝いの言葉を送った」と1面で報道した。

新聞はディアスカネル大統領が党総書記に選出されたことについて二日続けて関連ニュースを伝え、キューバ-北朝鮮間の伝統的な友好国関係を誇示した。

新聞によると、キム・ソンナム党中央委員会国際部長は前日、北朝鮮駐在のキューバ大使館を直接訪問し、「キューバとの特殊な同志関係、戦略的関係を新しい時代の要求に合わせて拡大発展させようという党と人民の確固たる意志」が込められた金総書記の発言を伝えた。

北朝鮮は先月25日、短距離弾道ミサイル発射に続き、東京オリンピック不参加宣言など、南北、米北間の対話を遮断したまま、国際的孤立の歩みを続けている。

一方、中国、ベトナム、キューバなどの社会主義国とは連携を強化する動きを見せている。

金総書記は、3月8回党大会の結果を習近平中国国家主席に共有する親書を送り、両国間の親善を強調した。

これは米中対立などの状況下で、内外に中国と波長を合わせた動きを見せたという意味でも解釈された。米国の対北朝鮮・対中圧迫が激しくなる中、伝統友好国と社会主義連携の強化を通じて、動きの幅を拡大しているように見える。

これらの北朝鮮の動きを巡って一部では、金総書記が25日の朝鮮人民革命軍創建89周年記念日、27日の4.27板門店宣言採択3周年などを活用して、対外に強硬メッセージを発信する可能性とあるという予測も出ている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射など武力デモを通じて対外強硬路線を予告しながら、内部結束を図る可能性があるという予測だ。
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