オ・セフン の最新ニュースまとめ
「次期大統領選の前哨戦」と呼ばれた4・7補欠選挙で、野党第一党“国民の力”が圧勝を収めた。ソウル市長補欠選挙では オ・セフン(呉世勲)候補が与党“共に民主党”のパク・ヨンソン(朴映宣)を、プサン(釜山)市長補欠選挙でも パク・ヒョンジュン (朴亨ジュン)候補が与党のキム・ヨンチュン (金栄春)候補を、それぞれ大差で抑えた。韓国の主要放送3社による出口調査では、ソウル市長選で「オ候補59%vsパク候補37.7%」、釜山市長選で「パク・ヒョンジュン候補64%vsキム候補33%」という結果であった。“国民の力”の開票状況室では歓呼の声が上がり、与党開票状況室では深い沈黙だけが漂っていた。
ソウル市長選で勝利したオ候補は「支持し声援してくださった有権者の皆様に心から感謝申し上げる」と目を赤くにじませ、釜山市長選で勝利したパク候補は「民心は恐ろしい。『ちょんとやれ』という励ましだと受け取る」と語った。
今回の選挙で表れた「民心」は、厳しい現政権への「審判」であった。与党は、新型コロナウイルス感染症克服・民生安定・経済回復を掲げ、選挙終盤では「泣訴」作戦まで繰り出したが、虚しい期待であった。むしろ 事前投票を合算した最終投票率は50%台中盤を記録するほど、「政権審判」情緒が強かった。与党は、大勝を収めた昨年4月の国会議員総選挙とは正反対の結果となった。
与党はこれまで2016年の総選挙をはじめとして、2017年の大統領選、2018年の地方選挙、2020年の総選挙と、「4連勝の行進」が今回で途絶えた。一方 “国民の力”は 前保守政権の崩壊により、実に5年ぶりに勝利を収めた。長い敗北のトンネルを抜け、「政権交代」の希望が沸き上がったかたちとなった。
特に野党圏が「首都」ソウルと「第2の都市」釜山を全て席巻したことにより、今後 メガトン級の「地殻変動」は避けられないとみられる。まず 文大統領の国政掌握力が急激に弱まりながら「レームダック」へと進むものとみられる。
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