北もコロナ防疫「5人以上の集まり禁止」実行中＝韓国報道

北朝鮮でも新型コロナの防疫のための「5人以上の集まり禁止」を実行していることが27日、分かった。

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世界保健機関（WHO）の「コロナ週間報告書」によると、北朝鮮は現在、コロナ防疫措置の一環として、5人以上の集まり禁止を実行中であるとWHOに報告した。

昨年末までは全面的な集まりの禁止を実行していた北朝鮮は、今年1月の労働党第8回大会を契機に、対策をいくつかの緩和して実行しているとみられる。韓国政府が2週間ごとにソーシャルディスタンスと防疫対策を調整しているのと同じ方法である。

北朝鮮は、このような方針を官営メディア報道などの外部には明らかにしていない。対外的には「完璧な防疫」のために連日各地で防疫活動が行われていると報道されている。ただし官営メディアでも「ソーシャルディスタンス」という用語は正式に使用している。

ただし、大規模な集会、キム・ジョンウン総書記の公開活動などが通常通り行われていることをみると、「公的領域」での5人以上の集まりは可能であると思われる。

北朝鮮はまた、首都圏から地方へ、地方から首都圏などの地域間の移動も、現在全面禁止していると報告書は伝えている。国境を事実上閉鎖し、外部との交流を切ったのはもちろん、内部的にも極めて限定的な移動のみを許可しているものと思われる。

北朝鮮はまた、WHOに11日基準でコロナ感染者が一人もいないと報告した。