「米国は依然として“北朝鮮”の非核化に焦点を合わせている」(アントニー・ブリンケン米国務長官)

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

ジョー・バイデン米政権となり、米国が北核問題を述べる際、変わった文句がある。1993年当時のビル・クリントン政権からドナルド・トランプ前政権までずっと使われてきた「”朝鮮半島”の非核化」が「”北朝鮮”の非核化」に代わっている。

北朝鮮としては非核化の定義を「南北およびその周辺」までを主張してきただけに、これを受け入れるのは困難だ。“朝鮮半島平和プロセス”を推進中である韓国政府においても同様である。

バイデン政権による対北政策の骨子が数週間以内に完了するとみられている中、米国のこのような動きが、北朝鮮がバイデン政権による水面下の接触の試みを無視したまま「眠りにつけないような事をしないほうがいいだろう」(キム・ヨジョン・金与正 朝鮮労働党第1副部長)として、短いが強力なメッセージを送った背景ではないかという見方が出ている。

15日(現地時間)インターネットメディア“VOX”など米国の主要メディアによると、バイデン政権が北朝鮮に接触しようとしてきた事実が判明した。しかし「北朝鮮からは何の返事もなかった」ということを、ロイター通信は報道している。

この「北朝鮮の一貫した“沈黙”」はなぜなのだろうか。

このことについて バイデン大統領が昨年の大統領選当時、キム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記を「独裁者」、「暴君」と表現し、これに北朝鮮はバイデン大統領を「IQの低い腑抜け」と対抗したことが原因ではという見方がある。また 新型コロナウイルス感染症パンデミックによる極度の経済沈滞で、北朝鮮が国内問題に集中せざるを得ないためだという見方も出ている。

しかし それとは別に、バイデン政権は「“北朝鮮”の非核化」という表現を好んで使っているがことが原因なのではという見方がある。VOXは「これは 日本のような米国の同盟国を喜ばせることはできるが、ピョンヤン(平壌)と外交チャンネルを続けようとしている韓国政府はもちろん、キム総書記も好みはしないだろう」と伝えている。

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