金与正氏=(聯合ニュースTV)
金与正氏=(聯合ニュースTV)
◇金与正氏 韓米合同演習を非難「3年前の春は戻らない」 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は16日、朝鮮中央放送などを通じ、韓米合同軍事演習について、「南朝鮮(韓国)当局が8日からわが共和国を狙った侵略的な戦争演習を強行したという話を聞いた」として、「南当局は再び『暖かい3月』ではなく『戦争の3月』『危機の3月』を選んだ」と非難する談話を出した。また、「3年前の春は再び戻らない」と述べた。3年前の2018年は2月に韓国で開催された平昌冬季五輪を機に南北融和が進み、4月と5月には南北首脳会談が開かれた。◇コロナ感染拡大続く 政府がきょう防疫強化策発表 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しが見えない。新規感染者数は週末の検査件数減少の影響で一時的に300人台に減少したが、今週半ばから再び400人台に増加する可能性が高い。特に飲食店、保育園、サウナなど地域を問わず感染が続いており、今後感染者数の増加幅が予想より大きくなるとの懸念も出ている。政府は16日午前に首都圏自治体の防疫責任者まで集まる拡大中央災難(災害)安全対策本部の会議を開き、首都圏に適用する特別防疫強化対策を発表する。◇ワクチン接種加速へ 来週から療養施設入所者などに接種開始 新型コロナウイルスワクチンの接種が次第に加速するなか、4月からは一般市民を対象にした接種が本格化する。英アストラゼネカ製のワクチンの効果を巡る論争が続き、接種が見送られていた療養型病院と療養施設の満65歳以上の入院・入所者、従事者などへのワクチン接種が来週から始まる。続いて75歳以上の高齢者を皮切りに高齢者・障害者施設、特殊教育施設従事者や保健教師などに対する接種が行われ、6月までに1000万人以上が日常の回復への第一歩を踏み出すことになる。◇全土が黄砂の影響 寒暖の差大きく 16日は全国的に黄砂の影響を受けそうだ。内モンゴル高原、ゴビ砂漠、中国東北地方で発生した黄砂は北風に乗って南下し、午前中までに西部地方を中心に全国が影響圏に入るとみられる。気象庁は黄砂が17日に次第に弱まるとの見通しを示した。16日の全国の最高気温は10~22度と予想される。気象庁は、内陸地方を中心に昼夜の気温差が15度前後と非常に大きくなるとして、免疫力低下など健康に注意するよう呼び掛けた。
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