キム・ヒスクさんの手を取り会話する朴槿恵前代表=11日、ソウル(聯合)
キム・ヒスクさんの手を取り会話する朴槿恵前代表=11日、ソウル(聯合)
大統領選への出馬を表明しているハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)前代表が11日、1970年代を代表する民主化運動家、故張俊河(チャン・ジュンハ)氏の夫人、キム・ヒスクさんと会い、「歴史的和解」を試みた。抗日独立運動出身の張氏は、朴前代表の父である朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が在任中の1975年に積極的な民主化運動をしている最中に謎の死を遂げたことから、国家権力機関による他殺疑惑が提起されていた。
 朴前代表は同日、徐清源(ソ・チョンウォン)常任顧問とともにキムさんを自宅に訪ね、キムさんの両手を取り「張先生が突然なくなられどれほど苦しまれたかを考えると、心が痛い」と慰労の言葉をかけた。キムさんは「きょうの出会いが良いきっかけになればうれしい」と答えるとともに、朴前代表に対し、真の民主主義国家を築くことで謝罪の真意を示し朴元大統領時代に苦しんだ人々に報いること、苦しみの歴史が繰り返されないよう欲を捨て献身的に努力することを求めた。

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 朴前代表は、自由民主主義を花開かせ先進国の仲間入りを目指すことが、民主化のために苦しんだ人々に報いることだとし、最善を尽くすと語った。朴前代表は先月の出馬宣言で「朴元大統領時代の不幸な事件で犠牲になった人々とその遺族らに対し常に申し訳ないと思っている」と述べるなど、「過去との和解」意思を示している。


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