公認候補の発表会に出席した呉氏(左)と朴氏(国民の力のユーチューブより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
公認候補の発表会に出席した呉氏(左)と朴氏(国民の力のユーチューブより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「国民の力」は4日、4月7日に実施されるソウル市長選の公認候補に呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長(60)を選出した。

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 呉氏は41.64%の得票で、羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)前国会議員(36.31%)らを制した。

 呉氏は元弁護士。テレビ番組に出演するなどし知名度を高め、2000年の国会議員選でハンナラ党(現・国民の力)の公認候補として当選した。06年にはソウル市長に当選。10年に再選を果たしたが、11年に「予算の無駄遣い」などと反対していた小中学生に対する無料給食を巡る住民投票が不成立になったことを受けて辞任した。

 一方、釜山市長の公認候補は朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)元議員(61)が選出された。

 公認候補選びは2~3日、一般市民に対する世論調査の方式で行われた。ソウルは羅氏が優勢との見方があったが、呉氏が候補に選ばれた。保守層など国民の力の支持層が中道層の取り込み、野党候補の一本化などを念頭に置いて投票した結果とみられる。

 呉氏は「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表と候補一本化を模索する見通しだ。


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