李仁栄 韓国統一相は、南北関係改善に全力を尽くし、今年の上半期のうちに“反転”の機会を作ると決意した(画像提供:wowkorea)
李仁栄 韓国統一相は、南北関係改善に全力を尽くし、今年の上半期のうちに“反転”の機会を作ると決意した(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・イニョン(李仁栄)統一相はきのう(17日)、膠着した南北関係改善に全力を尽くし、今年の上半期のうちに“反転”の機会を作ると決意した。就任7か月間の所懐としては、無反応な北朝鮮へのもどかしさを吐露した。イ統一相は「ひとりでモノドラマを書いているような時間を過ごすという心情も抱いたりした」として、無反応を貫いている北朝鮮に対して 改めて対話を求めるジェスチャーを送った。

また ワクチンの対北支援に関しては、政府次元で具体的な計画を立てたり話し合ってはいないが、南北間の保健・防疫協力が必要だという意志を改めて示した。

イ統一相はこの日の午後、ニュース番組に出演し「人道主義問題に関しては、どんな状況でも変わりなく推し進めていくと伝えているが、ピョンヤン(平壌)側からは何の答えも返ってこない」と語った。

また 3月に予定されている米韓合同軍事演習に関しては、「延期」の意志を繰り返し述べた。イ統一相は「統一相の立場としては、軍事演習より平和会談が多くなることが望ましいと考える」とし「新型コロナウイルス感染症の状況があり、また近隣の日本で近いうちにオリンピックも開催され、それと共にジョー・バイデン米政権がどのような対北政策を推進するかも見る必要がある」とし「このような中で もう少し我々が柔軟に知恵をもって結論を導き出すのがいいのではないか、(合同演習を)延期することも検討してみるべきだ」、「北朝鮮も柔軟に判断し理解する努力をしてくれればいいのだが」と語った。

イ統一相は、この出演の最後に「今年 全力を尽くして、上半期のうちに一度 反転の機会を作ってみる」とし「下半期には 朝鮮半島平和プロセスが本格的に本軌道に乗ることができるよう、わが国民も応援してほしい。また 激励してくれるとありがたい」と強調した。

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