米国際貿易委員会(ITC)の「トレードマップ」資料によると、昨年北朝鮮と輸出入の記録があると報告した国は現在まで13か国だ。該当国の対北朝鮮貿易総額は2019年の3516万ドル(約37億円)から昨年は1309万ドルに減少したことがわかった。
特に輸入額の下落幅が輸出額の下落幅より大きかった。北朝鮮の輸出額は2019年の836万ドルから昨年は806ドルに約4%減少した一方、輸入額は2019年の2680万ドルから502万ドルに約80%急減した。
2019年に北朝鮮が1985万ドルの輸入額を記録したブラジルの場合、昨年の輸入額は9万3000ドル規模に減少し、最も大きな幅で減少したことがわかった。
このほか南アフリカ共和国、スイス、ボリビアなどでも昨年の対北朝鮮貿易額が前年より下落したことがわかった。
VOAは「ITCが年中、前年の貿易資料を収集し公開する点を鑑みると、昨年北朝鮮と貿易を行った国は13か国より多い可能性がある」としながらも、「公開された国だけを基準とすれば、北朝鮮の貿易額が大きく下落した事実は国境封鎖という強い防疫措置をとった北朝鮮の現在の実態を如実に示している」と説明した。
一方、中国は今回ITCが公開した13か国には含まれなかったが、自国の資料を通じ北朝鮮との貿易規模が大きく下落した事実を公開している。
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