新型コロナウイルス対応を話し合う中央災難安全対策本部で発言する権長官=15日、世宗(聯合ニュース)
新型コロナウイルス対応を話し合う中央災難安全対策本部で発言する権長官=15日、世宗(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部第1次長を務める権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官は15日、新型コロナウイルス感染症への対応を協議する同対策本部の会議で、「旧正月連休(今年は11~14日)中に国内で確認された感染者は1日平均375人で、依然として少なくない数字だ」と指摘した。また、その78.8%が首都圏で確認されたとして「安心できる状況では決してない」と強調した。

 権氏は「連休中の人の移動に伴う感染拡大が懸念される。社会的距離の確保のレベルが引き下げられたからといって防疫に対する緊張感まで緩むなら、再び感染拡大に転じる」と警戒心をあらわにした。

 政府の新型コロナウイルス防疫対策「社会的距離の確保」のレベルは15日午前0時から、首都圏はそれまでの第2.5段階(上から2番目)から第2段階(同3番目)に、首都圏以外は第2段階から第1.5段階に、それぞれ引き下げられた。

 自営業者や小規模事業者は営業時間の制限が解除、または緩和される。権氏は「関係団体や協会などは自律と責任に基づき防疫規則を徹底的に順守してほしい」と強く求めた。また、連休中に帰省や旅行をした人には、感染が疑われる症状が出れば直ちに検査を受けるよう呼び掛けた。

 この日の会議では連休中の交通対策の結果が報告された。新型コロナワクチンの2~3月の接種計画も話し合った。


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