特にソウルをはじめとする首都圏では、最近感染者が減っていない上、すぐに現れるであろう旧正月連休による感染拡大を勘案すれば、コロナの状況がさらに悪化するだろうという指摘である。
15日、中央防疫対策本部によると、旧正月連休が終わったこの日の0時から首都圏のコロナ対策警戒レベルを2.5段階から2段階に、非首都圏では2段階から1.5段階に引き下げる。
これにより首都圏では、レストラン、カフェ、屋内スポーツ施設、カラオケ、訪問販売業、パーティールーム、屋内スタンディング会場などの営業時間の制限が午後9時から10時に延長される。
営業が禁止されていた居酒屋、パブ、ハンティング屋台などの風俗店は、午後10時まで営業が可能となり、映画館とネットカフェ、ゲームセンター、遊園地、学校、大型スーパーなどの営業時間の制限は完全になくなる。
専門家は、今回の措置が国民の疲労と自営業者の経済的被害を勘案した選択であったことを認めながらも、感染者の急増を心配した。
嘉泉大学感染内科のオム教授は「現状で最大限の対策をとっても日毎の感染者数は300人台だ」とし「旧正月連休の影響を観察した後、2月末頃に警戒レベルの調整をすべきだった。少し性急だと思う」と指摘した。
また、オム教授は「ワクチン接種が十分に行われるまでは、再び流行拡大可能性は常にある」と警告した。
韓国政府は、旧正月連休期間も5人以上の私的集まり禁止措置を適用し、国民に里帰りや旅行を自粛するよう呼び掛けた。しかし、旧正月連休の済州島訪問客が予想の14万3000人より多い15万3000人だった等、移動自体を制限したわけではなかった。
全国で最も感染者が多いソウルの場合、今月8日に新規感染者数90人を記録した後、9日に175人、10日183人、11日158人に急増した。検査量が少ない連休期間も12日136人、13日152人など、少なくない感染者が発生し、14日は午後6時までの感染者だけで136人だった。
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