チョン首相はこの日の午後、政府世宗庁舎で新型コロナウイルスワクチン・治療薬の状況点検会議を主宰し、「最近、グローバル製薬会社のワクチン生産支障問題、国家間のワクチン確保競争などで、韓国が契約したワクチンが適時に導入されるのかを懸念する声が出ている」と、このように述べた。
チョン首相は、「韓国で直接生産したアストラゼネカワクチンで2月末に最初の接種が開始される。コバックスファシリティ(COVAX Facility)を通したファイザーワクチンは2月末または3月初めに韓国に導入されるものと予想している」と説明した。
さらに「先に接種が始まるワクチンが何であれ、これまで準備してきた接種計画に従って、導入、輸送、保管、初接種までの全過程を緻密に準備している」とし「最近は、一部ワクチンの高齢層接種に問題がないか、変異ウイルスに効果があるかなど、様々な問題が提起され、国民が心配をしている」と述べた。
チョン首相は、「特に、明日にはアストラゼネカワクチンの食品医薬品安全処(食薬処)最終点検委員会が開催され、許可するかどうかが決定し、次の週には、食薬処の決定に基づいて、疾病庁予防接種専門委員会でアストラゼネカワクチンの接種方法を議論する予定」と述べた。
チョン首相は「予防接種は科学的根拠を基に、透明に推進されなければならないだけに、食薬処理と疾病庁は議論の結果を迅速かつ透過に国民に伝えることを願う」とし「不必要に国民の不安が拡散しないよう、誤った情報と虚偽報道に対しては、迅速に正して厳正に対応せよ」と呼びかけた。
また、「政府は複数のリスクに備えて、様々な種類のワクチン導入を推進してきただけに、必要に応じて、国民が心配しないよう迅速かつ柔軟に接種計画を調整し、11月の集団免疫形成に支障が出ないように措置をとるべきだ」と求めた。
チョン首相は、先週、食薬処の使用許可を受けたセルトリオン新型コロナウイルス抗体治療薬についても言及した。「世界で3番目だ。高齢者と基礎疾患のある患者の治療に大きく役立つだろう」とし、「防疫当局は患者が適時に処方を受けて回復するよう、必要な後続措置を迅速に取り、国産治療薬開発を皮切りに国産ワクチンも速やかに開発されるよう積極的に支援せよ」と指示した。
最後に、「今回の旧正月は、家族より防疫を優先するべきだ。政府は旧正月行こうに始まるワクチン接種を滞りなく行い、国民の日常が一日でも早く回復されるよう最善を尽くす」と国民の防疫・ワクチン接種への参加を訴えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 79