現代自動車、アップルと自立走行車の開発について「協議していない」

”うわさ”が出回っている現代自動車グループとApple（アップル）の「アイカー（i-car）」生産提携交渉が決裂したことがわかった。

　現代自動車と起亜は8日、公示を通して「アップルと自立走行車両開発についての協議は進めていない」と明らかにした。

　また「多数の企業から自立走行電気自動車関に関する共同開発協力要請を受けているが、初期段階での決定はない」と強調した。

　これを前に、複数のメディアが「アップルと現代自動車が電気自動車の共同開発交渉をおこなっている」と報じていた。生産施設を運営していないアップルが設計を担当し、生産は現代自動車グループが担うという内容の報道だった。

　しかし、去る6日「ブルームバーグ」がアップルと現代自動車のアイカー生産関連交渉が先ごろ中断したと報じたことから雰囲気が一変。

　続いて、自動車専門メディアの「Automotive News」もアップルが現代自動車との交渉内容が出回ったことから協議を中断したと伝えた。

　期待されていた現代自動車とアップルによる協力の可能性も不確実なものとなったことで失望感が強まり、同日午前9時30分の時点で起亜の株価は13%、現代自動車は6%台に下落した。