ロシアを代表する、反プーチン野党政治家であるナヴァルニー氏は、7年前の執行猶予の判決が中止され、3年6か月の実刑を宣告されて収監中だ。
ナヴァルニー氏は2011年、ロシアの大統領選挙活動の際、反プーチン集会を複数主導したことで有名になった。その後も大規模な反政府デモを数回リードしてきたナヴァルニー氏は昨年8月、毒物中毒になりドイツで治療を受けた後、1月17日、5か月ぶりにロシアに帰国するとすぐに逮捕された。
2日、ナヴァルニー氏が実刑判決を受けた後、ロシア全域では彼の釈放を求めるデモが連日行われている。デモに加担した理由で、ロシア警察に逮捕された人は、少なくとも1万人と推定される。
獄中でもプーチンについての暴露を続けていたナヴァルニー氏は4日、再び「政権を握っている泥棒から国を解放しなければならない」と支持者に訴えた。
ニューヨークタイムズ(NYT)は「ロシアの裁判所と警察、マスコミをすべて握っているプーチン大統領は、ナヴァルニー氏を一生獄中に閉じ込めることもでき、死に至る「事故」を演出することもできるが、収監はナヴァルニー氏の選択だった」と分析した。
NYTはまた「ナヴァルニー氏が原始的な勇気と忍耐でプーチンを追い込むことに成功した」と強調した。
一部では、ナヴァルニー氏の逮捕はデモの導火線となっただけで、その背景には経済危機と貧富の格差に対するロシア国民の深い不満があるという解釈も出ている。
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