原子力発電所建設に関する南北間の共感は、実際にあったのだろうか(画像提供:wowkorea)
原子力発電所建設に関する南北間の共感は、実際にあったのだろうか(画像提供:wowkorea)
韓国では 政府による「北朝鮮原発建設」の推進問題が話題となっている中、2年前 キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮労働党総書記の新年の辞で言及された「原子力発電」が注目されている。

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キム総書記は、2019年の新年の辞を通じて「国の電力問題を解決するために、原子力発電能力を 展望をもって調整していかねばならない」として、原発開発の意志を示した。キム総書記が電力問題解決のために原発を公の場で言及したのは、その時が初めてであった。

国家の新年の基調を定める場で、原発問題を言及したということは、キム総書記に それなりの展望があったためだとみられる。

このようなことから 非核化の補償の一環として 原子力発電所建設に関する南北間の共感が、実際にあったのかが気になる。特に 北朝鮮が自力で原発を建設する技術力を持ち合わせていないだけに、外部との共感により 新年の発表があった可能性は高い。

このことについて 韓国政府は否定しているが、キム総書記の原発発言が出た当時 南北は互いに良好な関係を維持していた。しかも 南北が2回の首脳会談を開いた後で、ハノイの米朝首脳会談を開く直前での新年の辞であった。

一部では 北朝鮮の「発電所改善」に関する青写真を、南北間があらかじめ描いていたのではという見方が出ている。そうでなければ キム総書記の原発への期待感が芽生え 膨らみ、発言まですることはなかったはずだという分析である。

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