記者会見を行う文大統領=18日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う文大統領=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、青瓦台(大統領府)で年頭の記者会見を開き、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の訪韓について、「南北の間で合意した事項」として、「いつか行われることを期待している」と述べた。

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 ただ、「(韓国)訪問が先に行われるべきだと固執する必要はない」として、「いつ、どこでも金委員長(総書記)に会う用意があり、出会いが継続され、信頼が構築されればいつか訪問も行われると思う」と述べた。その上で、「金委員長の平和に対する意志、対話に対する意志、非核化に対する意志は明確にあると思う」と強調した。

 文大統領は「北が求めているのは、米国から確実に体制の安全を保証され、北と米国の関係が正常化しなければならないということ」とし、「これをどう履行するか合意できず、ハノイでの朝米(米朝)首脳会談が物別れに終わった」と述べた。

 20日に発足するバイデン米政権に関しては、「『トップダウン』より『ボトムアップ』の会談を好むとされる。朝米が緊密に対話をすれば十分に解決策を見つけられる」とし、「解決策を見つけられるよう、韓国も最善を尽くす」と話した。

 任期内の南北首脳会談の可能性に関しては、「残っている時間が多くない」として、「南北関係の発展という成果を出せば、首脳会談はいつ、どこでもできる。急ぐことはできないが、残りの最後の時間に最善を尽くしたい」と述べた。


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