韓国統一部「金剛山問題、南北が適切な時期に会い協議を」

韓国統一部は21日、北朝鮮が金剛山観光地区の開発の必要性に言及したことと関連し、「新型コロナウイルス状況などを考慮し、適切な時期に会って協議できるようになることを願う」と述べた。

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統一部当局者はこの日、書面会見を通じ、「政府は南北が金剛山地域の問題を解決し、国際的な観光地として発展させていく必要性については互いに共感している」と明らかにした。

これに先立ち、北朝鮮は朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、キム・ドクフン（金徳訓）首相が金剛山観光地区を訪れ、「金剛山観光地区を現代的で総合的な国際観光文化地区として発展させるための開発事業を年次別、段階別に推し進めていく」と話したことを伝えた。

金首相は「観光地区を金剛山の自然景観にふさわしく満足的な特性と現代性が結合した朝鮮式に建設することで、民族の名山『金剛山』が世界中が羨む文化休養地となるだろう」とも述べた。

北朝鮮は、昨年10月にキム・ジョンウン（金正恩）国務委員長の「みすぼらしい南側の施設を撤去せよ」との指示が出た後、同年12月に韓国側の施設を今年2月までに全て撤去するよう韓国側に通知している。

当時、政府は北朝鮮側に持続的に対面協議を行うことを要求したが、北朝鮮側の一方的な通知文の送付により文書協議の形で協議を行った。しかし新型コロナウイルスの発生で、今年1月30日を最後に文書協議も中断した。北朝鮮側は当時、新型コロナウイルス状況を理由に撤去計画の延期を通知した。