コロナ感染症対策、成功していた日・韓、規制緩和後、再流行=韓国(画像提供:wowkorea)
コロナ感染症対策、成功していた日・韓、規制緩和後、再流行=韓国(画像提供:wowkorea)
最近、日本・韓国など一部アジア国家での新型コロナウイルスの再流行の勢いは、ウイルスの流行による措置の制限が緩和されてから始まったという共通点があるという指摘が上がっている。

キム・ドンヒ の最新ニュースまとめ

 アメリカのウォールストリートジャーナル(WSJ)は、日本、韓国、ベトナム、マレーシア、香港 などの地域の新型コロナウイルス再流行の状況と関連し、新型コロナウイルス感染症対策の成功事例に数えられていた国家で、人々の生活が伝染病流行以前の水準に戻ってきて以降、確定患者が急増しているようだと伝えた。

 韓国では8日、その日だけでなんと686人にのぼる新型コロナウイルスの確定患者が新たに報告されて、2月29日(909人)以降、最大の数字を記録した。またNHKの集計によると、日本でも9日基準、新型コロナウイルスの新規確定患者の数が2811人に上り過去最大の記録を塗り替えた。

 そんな中、今月ベトナムではおよそ3か月ぶりに、始めて新型コロナウイルスの地域社会感染者が発生し、飛行機を利用した外国人の入国を再び全面中断することを決定した。

 香港もまた先月中旬まで、1日10人前後だった新型コロナウイルスの新規確定患者の数が、今月に入り 1日100人台に急増し、ウイルスの拡散を防ぐため食堂や体育館などを再び閉鎖することにした。

 マレーシアでも新型コロナウイルスの累積確定患者の数が、先月初めは3万人台で、この1か月で7万人台に増えたことで、地域別に住民の移動制限などの措置を行なっている。

 これに関連し、ワールドストリートジャーナルは「アメリカ・ヨーロッパの地域と比較した時、アジア圏のウィルスの被害が大きくない。」としながらも、「これらの国家の事例は、感染症対策がしっかり整備された国、また感染周期の影響を受けるということを示している。」と指摘した。「確定患者の数の鈍化による措置の制限緩和は必然的で、新たな制限措置につながる。」というものだ。

 ワールドストリートジャーナルは、「アジアの国家では最近数か月間、新型コロナウイルスの感染率が比較的低い水準を維持していることで、人々がバーや食堂に集まり始めて地域間の移動も活発になった。」とし「数か月前と違い今回は家庭と職場が主な感染源になっており、今年の冬には(新型コロナウイルス)の流行がより深刻化するものとみられる。」と予測した。

 実際、国家間では冬の新型コロナウイルスの患者の急増による医療体系の崩壊の可能性を憂慮している状況。 キム・ドンヒョン韓国疫学会長(ハルリム(翰林)大、医大教授)は、「政府が経済回復に集中している間、市民達は(感染症対策関連)規制に疲れ始めている。今回はすごく様々なところで一度に感染が発生し、接触者の追跡の領域さえ限界に至っている実情。」だと話した。

 韓国と日本政府は、新型コロナウイルス関連の疫学調査と治療の人手を増やすため、軍の兵力と自衛隊看護官などを投入することを決定した。

Copyrights(C)wowkorea.jp 75