ビーガン米国務副長官(写真共同取材団=資料写真)=(聯合ニュース
ビーガン米国務副長官(写真共同取材団=資料写真)=(聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】米国の北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン国務副長官が8日午後、韓国に到着した。 北朝鮮担当特別代表としての訪問はこれが最後になる見通しのビーガン氏は外交・安全保障分野の高官と面談し、来年1月に発足する米新政権と韓国が緊密な協力を続けることができるよう協議する予定だ。 ビーガン氏はこの日午後4時15分ごろ、ソウル近郊にある在韓米軍の烏山空軍基地に専用機で到着した。一行にはウォン北朝鮮担当特別副代表や国家安全保障会議(NSC)のフッカー朝鮮部長らが含まれているとされる。 ビーガン氏は9日午前に韓国外交部で崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官、午後は李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とそれぞれ会談する。 来年1月には米国で新政権が発足することから、具体的な懸案を話し合うというよりは、これまでの協議を振り返る場になりそうだ。 韓国政府はビーガン氏のこれまでの活動に感謝する一方、米新政権発足後も韓米が緊密に協力できるよう円滑な引き継ぎを求めることに重点を置くことが分かった。 ビーガン氏は滞在期間中、韓国の主な当局者と面談しあいさつをする予定で、青瓦台(大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長、金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長、情報機関・国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長と個別に面談するという。 10日には李仁栄(イ・イニョン)統一部長官と朝食会を行う予定だ。 同日午後2時からは民間シンクタンク、峨山政策研究院での公開講演が予定されている。この席では、これまでの北朝鮮との交渉を振り返る一方、北朝鮮に対し、挑発を自制して交渉の場に早期に戻ってくるよう呼びかけるものとみられる。 滞在最終日の11日には、スウェーデン外務省のハシュテッド朝鮮半島特使を交え、李度勲氏と昼食会を行う。 外交部はビーガン氏のために3日連続で夕食会を開く計画だ。  9日にはビーガン氏が2018年8月に北朝鮮担当特別代表に就任してから、パートナーを務めてきた李度勲氏が参加する。 10日にはビーガン氏行きつけの「タッカンマリ(鶏1羽を煮込んだ鍋料理)」の店を貸し切りにし、崔氏がもてなすという。 最終日の夕食会は同部の康京和(カン・ギョンファ)長官が主催する。康氏は公館にビーガン氏を招き、韓米関係発展と朝鮮半島平和プロセス進展に向けたビーガン氏の取り組みに謝意を伝える予定だ。
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