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韓国統一部の21年度予算 3.6%増の約1400億円
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は3日、2021年度(1~12月)予算について、今年度より3.6%増額した1兆4749億ウォン(約1400億円)に決まったと発表した。 予算は一般会計(2294億ウォン)と南北協力基金(1兆2456億ウォン)で構成された。 一般会計には北朝鮮情報に関する人工知能(AI)・ビッグデータ構築事業に104億ウォンが新たに計上された。北朝鮮情報をビッグデータ化して分析モデルを開発し、北朝鮮情勢を科学的に分析・予測するための事業だ。統一部関係者は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の動線を例に挙げ、「映像資料やイメージ、テキストファイルなどをビッグデータ化し分析すれば、金委員長が移動した地域と活動分野が分析され、どこに行くか予測可能になる」と述べた。 統一部は今後、北朝鮮情報AI・ビッグデータ分析システムを一定の範囲内で国民に提供する方針だ。今年4月に広まった金委員長の健康異常説のように、北朝鮮関連の偽ニュースが流れる背景には国民への情報提供が不十分なこともあると判断しているもようだ。 南北協力基金は3.3%増額された。新型コロナウイルス関連など保健・医療協力部門に955億ウォンが編成された。また、韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)内にある施設物などを再活用し、文化空間を設置する事業に48億ウォンなどが計上された。