北朝鮮の平安北道宣川郡で9日に送油管が爆発した事故で、110人余りが死亡したと伝えられた。
 北朝鮮支援団体の「良き友人」は19日、この事故の経緯について、平安北道の枇ヒョン郡にある化学工場から平安南道の大同郡まで200トンのガソリンを供給中に送油管が破損し、噴出する石油を集めようと近くにいた住民がわれ先に押し掛けたところ火災が起きたと説明した。遺体は見分けがつかないほど焼けたという。また火災は翌10日にようやく鎮火した。

 良き友人は、北朝鮮ではガソリンが1キログラム当たり2500ウォンという高値で取り引きされているため、大勢の住民が現場に集まったと伝えた。

 これに対し統一部関係者は、北朝鮮に被害者が100人を超える大規模な事故が発生した場合はある程度の情報が入ってくるにもかかわらず、まだこれについては何も聞いていないと述べた。事実関係を確認しているという。


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