外交通商部通商交渉本部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)本部長は18日、世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(DDA)農業部門交渉で、韓国の農業が困難な状況にあることを考慮し、センシティブ品目と特別品目に対し十分な範囲と待遇を付与してくれるよう求めた。スイスのジュネーブで農業特別委員会のファルコナー農業交渉議長と会った席で述べたもので、ジュネーブ代表部関係者が伝えた。
 ファルコナー議長はその席で、農産物市場アクセスのための全体的な細部原則と具体的な関税削減水準を盛り込んだ議長草案を今月末に提出する予定だと述べた。

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 これに先立ち金本部長は同日午前、非農産品市場アクセス(NAMA)のスティーブンソン議長と面会した。金本部長は、DDA交渉の妥結に向け全般的な交渉目標レベルを下げようとする動きがあると指摘した。その上で、DDA工業製品市場の開放において先進国と発展途上国すべてを対象に大胆な関税削減をするといった、レベルの高い結果を出すべきだとの立場を明示した。金本部長は、こうした関税削減プロセスにおいて、水産物など一部のセンシティブ品目に対しては特別な配慮が必要だと説明している。

 WTO加盟国は農業とNAMA交渉の細部原則に関し、7月末までの合意を目指し交渉を続けている。


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