ソウル市は15日、来年3月15日までの4か月間、全市民が健康かつ安全に過ごせるよう冬季総合対策を立てたと発表した。
呼吸器専門担当クリニックは年内に34か所設置する予定だ。呼吸器・発熱症状の患者らが一線の医療機関で診療を拒否される事例を最小化し、医療機関の感染を防止するためだ。
ことし冬季の総合対策はコロナ拡散防止に焦点を合わせた。一般市民、介護病院など、ハイリスク施設従事者と利用者に対する先制検査を引き続き推進し、地域社会における集団感染の発生を事前に予防する。
また、感染症専門病院(6か所)の病床運営を維持し、軽症・無症状感染者隔離治療のための生活治療センターの予備病床まで確保し、冬季の感染患者増加に備える予定だ。
保育士、公共交通機関の運転手など、高リスク職群15万人に対するソウル型インフルエンザ無料予防接種事業も先月15日から施行中だ。
ソウル市は冬季に集団感染が発生する恐れのある施設に対する特別現場点検も進める。11~12月には銭湯・サウナ防疫を集中点検し、クリスマス連休期間中は教会や聖堂など、宗教施設に対する特別点検を実施する。
さらに、12月3日の大学修学能力試験(修能)や入試シーズンの大学別評価に備えた防疫措置も準備している。
感染診断を受け、隔離治療を受けている修能受験生は、ソウル医療院やナムサン(南山)生活治療センターに設けられた別途の試験会場で試験を受け、自家隔離受験生は車で試験場まで移動しながら、地理情報システム(GIS)を活用し、動線を管理する。
大学別入試評価が集中した12月には、大学周辺の飲食店やカフェなど、利用者の急増に備え、防疫措置の点検を集中的に推進する予定だ。
さらに大雪に備え、災難安全対策本部を構成し、24時間運営する。寒波状況によって段階別対応システムを運営し、被害を最小化すると共に迅速復旧する予定だ。
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