医療機関や療養施設のほか、家族や知人との集まり、職場、サウナなどでもクラスター(感染者集団)の発生が続くなか、忠清南道天安市ではコールセンターで新たな集団感染が発生し、感染者数の規模が拡大した。一部では若者らがクラブや飲食店に集まったハロウィーン(10月31日)の影響が本格化することを懸念する声も出ており、感染者数は今後も100人台が続く可能性が高いことから、防疫当局は状況を注視している。
この日の新規の市中感染者は108人で、1日(101人)以来4日ぶりに3桁台に増加。先月23日(138人)以来13日ぶりの高水準となった。地域別ではソウル市が46人、京畿道が23人、仁川市が3人と首都圏が72人だった。それ以外の地域では忠清南道が23人、慶尚南道が5人、釜山市が3人、大邱市と忠清北道がそれぞれ2人、江原道が1人だった。
主な感染事例をみると、京畿道城南市の中学校と首都圏のフィットネスジムで前日昼までに計57人の感染が確認され、忠清南道天安市ではコールセンターで20人の感染者が発生した。
これに加え、先月25日に死去したサムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長の葬儀場で取材に当たった記者1人が陽性と判定された。この記者が取材した同月26日に弔問に訪れた人は約1000人に上り、政財界の関係者が相次いで検査を受けている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは17人で、このうち6人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの11人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増え、計475人となった。韓国国内の平均致死率は1.76%。
4日の検査件数は1万1446件で、前日の1万2401件より955件少なかった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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