29日、韓国銀行が発表した「2020年10月の景況判断指数(BSI)」を見ると、全産業の業況BSIは前月(64)に比べ10p上がった74を記録した。これは新型コロナ発生前の今年1月(75)のレベルに回復したものである。今月4月に歴代最低点(51)を記録し、5月から4か月連続上昇した後、再び新型コロナ感染が拡大した9月に下落に転じたが、10月に入って再び大幅に上昇した。
11月の全産業の業況見通しBSIも、10月の見通し(65)より7p上がって72pを記録した。
10月の製造業業況BSIは79で、前月(68)に比べ11p上がった。新型コロナ発生前の今年1月(76)を超える数値だ。上がり幅も2003年1月の統計を作成以来、2009年3月(13p)に続いて二番目に高かった。
製造業業況BSIは1月以降から5月までずっと下落していたが、6月に入って反発した後、再び10月まで下落、5か月目で上昇に転じた。
企業規模・形態別にみると、10月の大企業の製造業業況BSIは前月に比べて6p上がった81を記録し、今年1月(83)以来の高水準を記録した。中小企業は、76で前月比18pと急増した。統計作成以来、過去最大の上げ幅である。
韓国銀行関係者は、「中小企業の場合、製造業の全体的な稼働率が13%程度増加した。中小企業の割合が多く、電子・映像・通信と自動車部品の国内販売が増加し、大幅に上昇した」とし「先月9月の下落による反動もあったとみられる」と説明した。
10月の経済心理指数(ESI)は、前月比12.7p上昇した85.9であった。ESIは、企業(BSI)と消費者(CSI)などの民間の経済状況心理を総合的に把握するための指標である。季節要因と不規則変動を除去したESI循環変動値は前月比2.7p上昇した78.0を記録した。
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