「反省を強要する『始末書パワハラ』、職場内での嫌がらせです」=韓国(画像提供:wowkorea)
「反省を強要する『始末書パワハラ』、職場内での嫌がらせです」=韓国(画像提供:wowkorea)
「何てこともないのに始末書を書けと言います。おやつを食べたからといって始末書を書けと言い、髪を縛ったからといって始末書を書けと言います」(職場パワハラ119の事例より)

韓国の労働団体、職場パワハラ119は、今年1~9月に寄せられた‘始末書や反省文を強要する’という別名‘始末書パワハラ’の情報提供が143件に上ると25日、発表した。

職場パワハラ119は、始末書を利用したパワハラは相変わらずだと伝えた。職場パワハラ119に寄せられた情報の中で、代表的な事例は△始末書で嫌がらせ、△始末書で侮辱、△始末書で懲戒・解雇するなどだ。

職場パワハラ119は「重大な過ちではなく些細なミスで始末書を書かせ、始末書の内容に上司が望む文句を入れて過ちを認めさせた後、これを繰り返し懲戒したり、自ら退職するように誘導する『始末書パワハラ』が横行している」と説明した。

最高裁の判例は、使用者の始末書提出命令を業務上の正当な命令とはみなしていない。始末書が単に事件経緯の報告にとどまらず、過ちを反省して謝罪する反省文を意味するなら、良心の自由を侵害するということだ。

‘年末書○回提出時は解雇’を就業規則などに明示し、これを根拠に解雇するケースもあるが、これも判例では不当だと見なしている。雇用労働部も同様に反省文の強要を、「職場内での嫌がらせ」と明記している。

職場パワハラ119は、会社で始末書を強要する際の対応法として、△始末書の代わりに経緯書の作成、△反省・謝罪の内容を盛り込まずに事実関係のみを記述、△始末書の強要および修正要求を職場内の嫌がらせとして申告などの3つを提示した。

職場パワハラ119は「経緯書には過ちを犯したという反省の意味は含まないが、始末書には反省が含まれている」とし「繰り返された過ちはそれに伴う懲罰が必要だという意味を含むため、始末書を使って職員を脅すという使用者が多い」と話した。

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