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韓国 きょうのニュース(10月22日)
◇インフル予防接種 当局「中断する状況ではない」 韓国疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は22日、国会保健福祉委員会による総合国政監査で、インフルエンザの予防接種後の死亡者が相次いでいることに関連し、ワクチンとの関連性がまだ確認されていないとした上で予防接種事業を続ける方針を示した。韓国では今月16日以降、インフルエンザワクチン接種後の死亡者が20人を超えた。鄭氏は野党議員から「ワクチンの安全性が究明されるまで接種を中断すべきだ」との指摘を受け、「死亡者が増えてはいるが、予防接種との直接的な関連性は低いというのが被害調査班の意見だ」と述べた。ワクチンとの因果関係は死因などに基づき専門的に判断していると説明した。◇コロナ新規感染者121人 市中感染が3桁台 中央防疫対策本部はこの日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から121人増え、累計2万5543人になったと発表した。市中感染が104人、海外からの入国者の感染が17人だった。1日当たりの新規感染者数が100人を上回るのは15日(110人)以来、1週間ぶり。感染防止に向けた「社会的距離の確保」の措置が最も低いレベルに緩和された今月12日以降では2度目となる。重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人が多い療養型病院や施設、リハビリテーション病院での集団感染などに関連した感染確認が続いている。◇作戦統制権移管へ韓米が連携 国防部「安定的に推進中」 国防部のムン・ホンシク副報道官は定例会見で、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管について、「条件に基づいた移管計画に沿って韓米が緊密に連携している」としながら、「安定的に推進している」と強調した。ムン氏は、14日(米東部時間)に米国で開催された韓米の定例安保協議(SCM)でも、移管へ進展があったことを評価したと言及した。◇「ナッツ姫」母の職員暴行 控訴審でも懲役刑求刑 大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの故趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前会長の妻で、自宅警備員ら職員を常習的に暴行した罪に問われ一審で懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた李明姫(イ・ミョンヒ)被告の控訴審公判がソウル高裁で開かれた。検察は「控訴を棄却し原審の求刑通りに宣告してほしい」と要請した。検察は一審で懲役2年を求刑していた。李被告は、大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り滑走路に向かっていた機体を引き返させ「ナッツ姫」と呼ばれた趙顕娥(チョ・ヒョンア)大韓航空元副社長の母親。2011年11月から18年4月まで、運転手ら自宅で働く職員9人に対し計22回にわたり声を荒げて暴言を吐いたり暴行を加えけがを負わせたりした罪に問われ、起訴された。◇与党代表 日本大使に汚染水処理巡る情報公開要請 与党「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)前首相は国会で冨田浩司・駐韓日本大使と面会した。李氏は面会後、記者団に「汚染水処理についてすべての情報を透明に公開すべきで、国際社会の同意を得ながら進めなければならないと要請した」と伝えた。これに対し、冨田氏は日本政府の方針が決まったわけではないが、韓国側の懸念を認識しているとして、李氏の要請を受け入れた。