朝鮮中央通信は、金正恩委員長が11日に平壌で行われた集団体操と芸術公演を鑑賞したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
朝鮮中央通信は、金正恩委員長が11日に平壌で行われた集団体操と芸術公演を鑑賞したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が朝鮮労働党創建75周年(10月10日)を記念して今月末までの開催を予定していた大規模な集団体操(マスゲーム)・芸術公演「偉大な嚮導」が、11日以降行われていないことが分かった。韓国統一部の当局者が22日、記者団に対して明らかにした。

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 この当局者は、「一時休演なのか今後も行わないのかを分析するためにもう少し見守る必要がある」とした上で、今後の動向を注視すると説明した。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党委員長)は11日、平壌の「5月1日競技場」で集団体操と芸術公演を鑑賞した。

 集団体操は、体操、ダンス、カードセクションなどを披露する北朝鮮特有の公演で、体制の宣伝と外貨獲得を目的に主な政治記念日に行われる。

 今年は新型コロナウイルスの感染防止のために公演を行わない可能性も提起されていたが、対外宣伝メディア「メアリ」などは金委員長が鑑賞した後も今月31日まで公演を行うと報じていた。

 だが、予告とは異なり11日以降、公演が行われていないことが確認され、新型コロナウイルスなどに関連して状況に変化があったのか注目される。

 一方、この当局者は海洋水産部傘下の釜山港湾公社が北朝鮮・羅津港の開発事業の推進過程で南北交流協力法に違反した疑惑について、「断定的に(違反)した、していないと言うのは難しい」と述べた。

 同公社が北朝鮮当局と接触したにもかかわらず統一部に報告していなかったとの疑惑については、報告はあったとする一方、最近の動向については協議が行われなかったと説明した。


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