インフルエンザ予防接種を実施しているソウル市内の施設=21日、ソウル(聯合ニュース)
インフルエンザ予防接種を実施しているソウル市内の施設=21日、ソウル(聯合ニュース)
◇インフル予防接種後に9人死亡 因果関係を確認中 韓国疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は21日、インフルエンザワクチンの予防接種に関連し緊急会見を開き、無料の予防接種を受けた後に死亡した人がこれまでに9人いることが確認されたと発表した。鄭氏は「これまで報告された9人のうち、8人については疫学調査と死因を確定するための解剖などが進行中」とし、「同じ日に同じ医療機関で同一の製造番号のワクチンの接種を受けた接種者に対し、異常反応が発生したかどうかをモニタリングしている」と説明した。◇新規コロナ感染者91人 海外からが34人に急増 中央防疫対策本部はこの日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から91人増え、累計2万5424人になったと発表した。市中感染が57人、海外からの入国者の感染が34人。1日当たりの新規感染者数は16日から6日連続で100人を下回っている。ただ、この日は前日(58人)より33人増え、100人に迫った。高齢者や基礎疾患のある人が多い療養型病院など医療機関で感染者が相次いでいる上、知人や家族の集まりを介した感染も新たに確認されており、いつでも感染者数が大幅に増える恐れがある不安な状況が続いている。◇日本 徴用問題で「少し進展」=駐日韓国大使  南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使は在日韓国大使館に対する国会外交統一委員会の国政監査で、韓日両国の懸案である強制徴用問題について、「(菅義偉首相)本人自ら現実主義的なアプローチをしている」として、「国民生活とも関連があり、少し進展した立場を見せている」との認識を示した。また、「前向きな雰囲気が形成されていると感じている」として、「菅首相は安倍(前)首相と異なる部分もある」と述べた。◇中国でのBTSグッズ配送中断 「高官に問題提起」=駐中韓国大使 人気グループ、BTS(防弾少年団)のグッズの配送が中国国内で中断されている問題で、張夏成(チャン・ハソン)駐中韓国大使は在中韓国大使館に対する国会外交統一委員会の国政監査で、野党議員から政府の対応が消極的だとの指摘を受け、最初の関連報道が出た翌日に中国高官に問題を提起したと説明した。張氏は状況を深刻に受け止め対応すると述べた。
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