秋夕(中秋節)連休(9月30日~10月4日)初日に113人だった1日当たりの新規感染者数は、10月1日以降は60~70人台で推移している。だが、軍部隊や家族、知人の集まり、医療機関などを中心に大小のクラスター(感染者集団)が見られる上、連休中の人の移動による感染拡大の気配も漂い始めている。防疫当局は連休の影響が出るのは今週半ば以降とみて、感染者の発生状況を注視している。
新たに確認された市中感染は66人で、前日に続き50人を上回った。新規感染者が50人未満なら、感染拡大防止のための措置「社会的距離の確保」を最も低いレベルに引き下げる要件の一つとなる。
市中感染者を地域別にみると、京畿道が34人、ソウル市が13人、仁川市が4人と、首都圏が51人を占めた。首都圏以外では全羅北道が9人、釜山市が3人、大田市が2人、蔚山市が1人だった。
京畿道抱川市にある陸軍部隊では5日昼までに36人の感染が判明した。仁川市では知人同士の集まりで計13人、親戚の集まりで計7人が感染。全羅北道でも家族の集まりで計8人の感染が確認された。
海外からの入国者の感染は9人だった。5人は空港や港湾での検疫で、残りの4人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日と変わらず計422人。韓国国内の平均致死率は1.74%となった。
また、連休明け5日の検査件数は1万3055件で前日の2倍超だった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40