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韓国 けさのニュース(10月6日)
◇射殺された男性の息子「父が死んだ時に国は何をしていたのか」 北朝鮮軍が黄海で韓国公務員の男性を射殺した事件を巡り、「北に越境した」という政府の発表が理屈に合わないとして、男性の高校生の息子が父親の名誉を回復してほしいと文在寅(ムン・ジェイン)大統領に訴えた。この息子は5日に公開した自筆の手紙で、水泳を専門的に習ったこともなく、やせ型の体形の父が38キロの距離を潮の流れに逆らって泳いだというのは話にならないとしながら、「父が残忍に殺された時にこの国は何をしていたのか、なぜ父を守れなかったのか聞きたい」と記した。◇文大統領 ブラジル大統領にWTO事務局長選での韓国候補支持要請 文在寅大統領は5日午後、ブラジルのボルソナロ大統領と電話会談し、世界貿易機関(WTO)事務局長選に立候補した韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長に対する支持を求めた。文大統領はブラジル出身の前事務局長がWTOの発展に大きく寄与したと言及した後、「自由な貿易の拡大とWTOの発展、多国間貿易体制の回復という両国の共通目標を実現する上で韓国の兪明希候補が適任だ」と述べた。これにボルソナロ氏は「兪氏の能力を十分に認める」と応じた。◇9月の消費者物価 1.0%上昇 統計庁が6日発表した消費者物価動向によると、9月の消費者物価指数は前年同月比1.0%上昇し、3月(1.0%)以来の高水準となった。観測史上最長となった梅雨の影響で農畜水産物の価格が大幅に上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で外食が減り、国際原油価格の下落や教育分野の政策支援強化により低物価基調は続いている。 ◇北朝鮮 党大会に向け年末まで「80日戦闘」 北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の主宰で5日に党政治局会議が開かれ、来年1月の第8回党大会に向け、年末まで「80日戦闘」を行うことを決めたと報じた。80日戦闘については対北朝鮮制裁の長期化と新型コロナウイルスの脅威、台風被害が重なったことを受け、党大会の成功に向け、住民を総動員する運動の推進を決定したとみられる。通信は「党大会まで約80日残っている」として、「残りの期間は戦闘期間であると同時に、第7回党大会が提示した国家経済発展5カ年戦略遂行の最後の界線のため、全党的、全国家的に改めて総突撃戦を繰り広げなければならない」と強調した。