アメリカ専門家「北朝鮮の非公式搬入精製油、現在の推定値より多い可能性」

アメリカの専門家によると、北朝鮮が制裁を回避し、非公式で搬入する精製油量が現在の推定値より多い可能性があると「ボイス・オブ・アメリカ」（VOA）が4日に報道した。

VOAによると、ジョージワシントン大学韓国学研究所は「北朝鮮の精製油の需要と供給」をテーマにテレビ会議を開催した。

北朝鮮の電力支援事業に参加したアメリカのノーチラス研究所は「対北朝鮮制裁にもかかわらず相当な量の精製油が非公式で北朝鮮に搬入されている」とし、今年まで追加的な精製油の搬入が続いてきたものと推定した。

続いて「船舶間の不法積み替え、中国と北朝鮮間の送油管などを通した非公式精製油搬入が現在の推定値よりもっと多い可能性もある」と主張した。

これに対する根拠として、北朝鮮制裁の履行で減少した燃料輸入量と比較して、北朝鮮の精製油の需要が減少した可能性は低いという点を挙げた。 対北朝鮮制裁によって、ここ数年間は非公式ルートでの精製油搬入がさらに重要になった。

また、「過去、北朝鮮のエネルギー状況が核交渉で重要なポイントとなってきた」とし「今後交渉が再開される時もエネルギー不安定が非核化合意において重要な変数になる」と見通した。