<b>「財閥2世、弁護士、医者、刑事にはもううんざり」</b>

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地上派ドラマの中の職業が多様化している。
最近のドラマを見ると「こんな職業の人が主人公なのか」という疑問が浮かぶほど、異色の職業を持ったキャラクターが主人公として登場している。素材の多様化を叫ぶ視聴者の声が高まり、テレビ局もまた下降気味な視聴率挽回のための対策として、異色的な職業を持つ主人公を全面に押し出したドラマを競うように制作している。最近のドラマで吹き荒れている“珍しい職業の世界”を、細かく分析してみた。

最近の韓国ドラマでは、“専門職”の主人公が活躍していたのに続き、“異色職業”の主人公が登場するドラマの制作ブームが起きている。今年初めまでにしても、『白い巨塔』や『外科医ポン・ダルヒ』『ヒット』など、医者や刑事といった“専門職”の主役が登場するドラマが人気を博したとすれば、最近では“異色職業”を持ったキャラクターを主役にしたドラマが、視聴者の愛情を受けているもの。

最近、水木ドラマトップの座に浮上したSBS『銭の戦争』は、サラ金業者が主人公だ。パク・シニャンが冷徹なサラ金として登場し、時に正義感に燃える二重的な面貌を見せている。ドラマの主役たちがサラ金業者と債務者ということ1つ挙げても、異色的だ。

KBS月火ドラマ『花いちもんめ』は、葬儀屋のカップルだ。葬儀屋の娘として登場するカン・ヘジョンは、初回放送から病院の霊安室で死体を扱う。彼女の相手役のチャ・テヒョンもまた、借金取りに追われ葬儀屋になったという設定である。

国家情報院の要員と空港の運営室長もまた、ドラマとは縁が遠い職業。MBCドラマ『エア・シティ』は、イ・ジョンジェとチェ・ジウがそれぞれ国家情報院と空港の運営室長として登場する。その他にも、少し前に放送終了したSBSの『愛に狂う』は、男女ともに主人公が空港の整備士で、最近放送がスタートしたSBSドラマ『不良カップル』もまた、ヒロインであるシン・ウンギョンが、ハリウッド映画『プラダを着た悪魔』を連想させるファッション雑誌編集長役で出演している。

“異色職業”は今秋まで続く見込みだ。来たる9月放送予定のSBSドラマ『エンジェル』は、ロビイストたちを主人公にしたアクション大作で、視線を集めている。

このように、異色の職業を持った主人公たちが登場するドラマの制作ブームについて、関係者たちは「最近、投資と制作が急激に委縮された韓国映画界の不況により、投資資本がドラマへと押し寄せながら、このような制作傾向を示しているもの」と分析している。俳優たちもまた、映画制作が少なくなりドラマ出演に関心を示している。パク・シニャンを始め、コ・ソヨン、チェ・ジウ、イ・ジョンジェなどのスター級俳優が、今回一斉にドラマ復帰したのもこのような脈絡からだ。

視聴者たちもまた、このような“異色職業”を持つ主人公がドラマに登場することを歓迎する雰囲気だ。30代序盤の会社員ユさんは、「これまで、情報要員やロビイストたちの世界を描いたハリウッド映画は見たことがあるが、韓国の情報要員とロビイストたちの姿を描いたドラマが登場し、興味深く視聴している」「これからも様々なドラマの素材が登場すれば、米ドラマに劣らない人気を博すはず」と伝えた。


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