中国の海南島に住むイスラム少数民族が、最近 共産党による宗教弾圧のターゲットになっていると、今日(28日)香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が報道した。

中国共産党の宗教弾圧の対象となっている彼らは、イスラム教を信仰している海南島の回族(フェイ族)である。回族は甘粛省、河南省など、中国の複数の地域に住んでいる。そのうち海南島に住んでいる約1万人の回族に対する中国政府の監視が強化されたということである。

これによって、新疆ウイグル自治区に集中していた宗教弾圧が、だんだんと中国の様々な地域に拡がっていると憂慮されている。

回族が住んでいる地域では、ヒジャーブを含めたイスラムの伝統衣装の着用を禁止し、住民たちを互いに監視させるなどの弾圧がなされていると、SCMPは伝えた。

このことに回族は強く反発している。今月初め 学校内での伝統衣装着用の禁止令が出されるや、ヒジャーブを着用したまま反発する学生たちと、彼らを取り巻く警察官たちの姿が中国のSNS“ウェイボー”を通じて拡散された。

中国共産党は対外的には「宗教の自由を尊重する」としているが、内部では「宗教は麻薬のようだ」という義務教育を進めるなど、宗教への排斥・弾圧を実施している。

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