文大統領、北による公務員射殺事件で国民へ謝罪 「二度と発生してはならない悲劇」

韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領は28日、韓国人公務員の銃殺事件と関連して犠牲者に哀悼の意を表する共に、「理由に関わらず、国民の身辺と安全を守らなければならない政府として、非常に申し訳なく思っている」と初めて公式謝罪した。

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　また、同件について北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）国務委員長が「申し訳ない」と韓国側に謝罪したことについて「格別な意味があると受け取っている」と明かした。

　文大統領はこの日午後、青瓦台（大統領府）で首席補佐官会議を主宰し、「非常に遺憾であり、不幸な出来事が発生した。いくら分断状況だからといって、起きてはならない事件だった」と言及。

　また「犠牲者がどのように北朝鮮の海域まで行ったのかなどの経緯とは関係なく、遺族の傷心と悲しみに心より哀悼の意を表する」とした上で、「国民が受けたであろう衝撃と怒りも十分に理解している」と述べた。

　「非常に申し訳なく思う」と公式謝罪した文大統領は、「このような悲劇が二度と発生してはならないという思いと共に、国民の生命保護のための安保と平和の大切さを改めて肝に銘じ、政府の責務として強化する契機にする」と明かした。