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韓国 きょうのニュース(9月24日)
◇文大統領「強制徴用問題で最適な解決方法探すべき」 菅氏と電話会談 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、日本の菅義偉首相と電話会談を行い、韓国大法院(最高裁)が日本企業に強制徴用被害者への賠償を命じた判決を巡り、「強制徴用に関して両国の立場に隔たりがあるのは事実だが、両国の政府と全ての当事者が受け入れられる最適な解決方法を模索していくことを望む」と述べた。青瓦台(大統領府)の姜珉碩(カン・ミンソク)報道官が会見で伝えた。両首脳の電話会談は菅氏の就任後初めてで、約20分間行われた。文大統領は「菅首相の就任を機に、強制徴用など両国の懸案の解決に向けた意思疎通の努力を新たな気持ちで加速させよう」と呼び掛け、菅首相も懸案解決のための対話努力を促進していく意思を示したという。◇行方不明の船員「北が銃撃後に遺体焼却の蛮行」 国防部は北朝鮮に近い韓国北西部の小延坪島付近で漁業指導船乗船中に行方不明となった公務員の40代男性が北朝鮮によって銃撃された後に焼却されたことを認め、強い遺憾を表明した。国防部は発表文で「韓国軍はさまざまな情報を分析し、北が北側海域で発見された韓国国民に対し銃撃を加え、遺体を焼くという蛮行を犯したことを確認した」と明らかにした。「北のこうした蛮行を強く糾弾し、これに対する北の説明と責任者の処罰を強力に要求する」とし、「韓国国民に対する蛮行による全ての責任は北にあることを厳重に警告する」と表明した。◇大統領府「北の国民銃殺を強く糾弾」 責任者の処罰要求 青瓦台(大統領府)はこの男性が北朝鮮軍に銃殺された事件に対し、「強く糾弾する」とした上で、「北はこの事件に対する全ての責任を負い、真相を解明するとともに責任者を厳重に処罰すべきだ」との立場を表明した。また、「北は反人倫的な行為について謝罪し、再発防止に向けた明確な措置を取るべきだ」と促した。◇BTSが国連総会で若者にメッセージ 「共に生きよう」 人気グループ、BTS(防弾少年団)が23日、第75回国連総会の付帯行事としてオンラインで開催された保健安全保障友好国グループの会議にビデオメッセージを寄せ、新型コロナウイルスによる危機に直面した若者世代に「共に生きよう」と呼び掛けた。BTSのメンバーは新型コロナウイルスによる絶望と孤独の中でも一緒に曲作りをしながら再び立ち上がった自身の話をしながら「また夢を見よう」とメッセージを伝えた。◇コロナ新規感染者125人 2日連続で100人超え 中央防疫対策本部は、24日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から125人増え、計2万3341人になったと発表した。市中感染が110人、海外からの入国者の感染が15人だった。今月に入って感染拡大の勢いはやや収まり、1日当たりの新規感染者数は20日から22日まで3日続けて2桁台を維持していたが、23日(110人)に続き2日連続で再び3桁台となった。◇歌手チョン・ジュニョン被告 懲役5年の実刑確定 大法院(最高裁)は集団で女性に性的暴行を加えた罪などに問われた歌手兼タレントのチョン・ジュニョン被告と男性バンド・FTISLAND(エフティーアイランド)の元メンバー、チェ・ジョンフン被告の判決公判で、チョン被告に懲役5年、チェ被告に懲役2年6カ月とした二審判決を支持し、刑が確定した。両被告は16年1月に江原道・洪川、同年3月に大邱で酒に酔った女性に集団で性的暴行を加えた罪で逮捕、起訴された。◇第4次補正予算 7割を連休前に給付へ 与党「共に民主党」と政府、青瓦台(大統領府)は、7兆8000億ウォン(約7000億円)の第4次補正予算の70%に当たる約5兆ウォンを秋夕(中秋節、今年は10月1日)の連休前に執行することを決めた。新型コロナウイルスの感染再拡大による打撃の大きい小規模事業者や、雇用不安定と所得減少に苦しむ社会的弱者などを最優先に支給する方針だ。◇保守団体 建国記念日に「車両デモ」強行へ 建国記念日にあたる10月3日の「開天節」にソウル都心で大規模集会の開催を予定している一部保守団体は、集会を強行するとの意向を撤回した。一方で車両を用いたデモを行うとの立場は曲げておらず、ソウル市や警察との摩擦が予想される。警察は、車両デモについても新型コロナウイルスの感染拡大の火種になり得ると判断し、禁止する方針だ。