遺族が同行しNLLを捜索した軍・海洋警察が、かつての身元不明な遺体を発見=韓国(画像提供:wowkorea)
遺族が同行しNLLを捜索した軍・海洋警察が、かつての身元不明な遺体を発見=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国軍と海上警察が延坪島付近の海上で行方不明になった海洋水産部(部は省に相当)公務員の捜索作業中に身元不明の遺体を発見したと24日伝えられた。しかし、発見された遺体は、Aさんではないと確認され、軍・海洋警察が捜索を継続しているという。

 北朝鮮軍に殺害された公務員A氏の遺族Bさんは、自分のSNSを通して行方不明事件が発生した21日から起きたことを記録した。自分をAさんの兄だと明らかにしたBさんは21日の投稿で、「今日の午前11時頃、西海(黄海)の延坪島付近のNLLのすぐ下(南)の地域で私の4番目の弟が行方不明になる事故が発生した」と明らかにした。

 Bさんは、引き続き「NLL付近であるため北朝鮮の支援要請が不可能だろうが、心から海軍と国防部(省に該当)に助けてくださいと要請した」とし「慌ただしい知らせを聞いて、どうすれば良いのかしばらく右往左往したが、徹底的に陣頭指揮中」と伝えた。

 Bさんは行方不明になった翌日の22日午前から船舶に乗船して、事故現場での捜索作業に参加した。彼は同日午後には、「一日中、行方不明者の漂流予測表を基点にとめどなく捜索中」とし「夜が明けたら新しい希望的な知らせを伝えられたらいい」と願った。

 Bさんによると、23日午前7時ごろ、事故地点から約3マイル離れた所で、Aさんと推定される遺体が一時発見された。 

 Bさんは、現場に移動して、「現在身元の確認中であり、ひどく腐敗していた」と伝えた。しかし、まもなく「遺体を確認した結果、身長が弟より小さくひどく腐敗しており、確認不可」とし「遺体は弟ではなかった」と説明した。

 結局、捜索作業は全日遅くまで続いたとB氏は伝えた。

 Bさんは、北朝鮮軍がAさんを射殺した状況が明らかになったこの日、作成した文を通して弟の越北の可能性を強く否認した。彼は「身分証明書と公務員証が船舶にそのままあった」とし「越北という言葉と根拠がどこから出たのか、なぜはっきりと特定するのか疑問だ」と明らかにした。

 続いて「行方不明になり海上漂流時間が30時間以上と推定されるが、泳いで行ったのか」と反問し、「この海域は、他の地域よりも潮流が強く1日4回潮時が変わる」と述べた。

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