北朝鮮軍に殺害された公務員A氏の遺族Bさんは、自分のSNSを通して行方不明事件が発生した21日から起きたことを記録した。自分をAさんの兄だと明らかにしたBさんは21日の投稿で、「今日の午前11時頃、西海(黄海)の延坪島付近のNLLのすぐ下(南)の地域で私の4番目の弟が行方不明になる事故が発生した」と明らかにした。
Bさんは、引き続き「NLL付近であるため北朝鮮の支援要請が不可能だろうが、心から海軍と国防部(省に該当)に助けてくださいと要請した」とし「慌ただしい知らせを聞いて、どうすれば良いのかしばらく右往左往したが、徹底的に陣頭指揮中」と伝えた。
Bさんは行方不明になった翌日の22日午前から船舶に乗船して、事故現場での捜索作業に参加した。彼は同日午後には、「一日中、行方不明者の漂流予測表を基点にとめどなく捜索中」とし「夜が明けたら新しい希望的な知らせを伝えられたらいい」と願った。
Bさんによると、23日午前7時ごろ、事故地点から約3マイル離れた所で、Aさんと推定される遺体が一時発見された。
Bさんは、現場に移動して、「現在身元の確認中であり、ひどく腐敗していた」と伝えた。しかし、まもなく「遺体を確認した結果、身長が弟より小さくひどく腐敗しており、確認不可」とし「遺体は弟ではなかった」と説明した。
結局、捜索作業は全日遅くまで続いたとB氏は伝えた。
Bさんは、北朝鮮軍がAさんを射殺した状況が明らかになったこの日、作成した文を通して弟の越北の可能性を強く否認した。彼は「身分証明書と公務員証が船舶にそのままあった」とし「越北という言葉と根拠がどこから出たのか、なぜはっきりと特定するのか疑問だ」と明らかにした。
続いて「行方不明になり海上漂流時間が30時間以上と推定されるが、泳いで行ったのか」と反問し、「この海域は、他の地域よりも潮流が強く1日4回潮時が変わる」と述べた。
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