会見する徐柱錫氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
会見する徐柱錫氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は24日、北朝鮮に近い海域で漁業指導船乗船中に行方不明となっていた韓国公務員の40代男性が北朝鮮軍に銃殺された事件に対し、「強く糾弾する」とした上で、「北はこの事件に対する全ての責任を負い、真相を解明するとともに責任者を厳重に処罰すべきだ」との立場を表明した。

 

 国家安全保障会議(NSC)の徐柱錫(ソ・ジュソク)事務処長(青瓦台国家安保室第1次長)は会見で、「北の軍が全く武装せず抵抗の意思もない韓国国民を銃撃によって殺害し、遺体を傷つけたことは、いかなる理由でも正当化できない」と非難。北朝鮮軍の行為は国際規範と人道主義に反するものであり、「北は反人倫的な行為について謝罪し、再発防止に向けた明確な措置を取るべきだ」と促した。

 韓国軍当局によると、この男性は21日に船からいなくなり、22日午後に海上で漂流しているところを北朝鮮側船舶に発見された。北朝鮮軍は男性に銃撃を加え、海上で油をかけて遺体を燃やしたという。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40