保健安全保障友好国グループの会合に出席した康長官(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
保健安全保障友好国グループの会合に出席した康長官(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は23日、国連の保健安全保障友好国グループの会合に出席し、新型コロナウイルス感染症の克服に向け、世界保健機構(WHO)をはじめとする多国間組織の体制を強化する必要性を訴えた。外交部が24日、伝えた。

 友好国グループは新型コロナウイルス対応などを強化する目的で5月に発足した。この日は国連総会を機に、「新型コロナウイルス危機の長期化:感染症の影響緩和と未来世代の保護」をテーマとするハイレベル会合をテレビ会議形式で開催した。

 韓国は同グループの共同議長国を務めている。康氏は最初のあいさつで、「新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、保健だけでなく平和安保、経済、社会的な面でマイナスの影響が強まっている。こうした状況で危機を共に乗り越えるためには国同士の協力の意思が弱まることがあってはならない」と指摘。▼ワクチン開発などに対する、多国間主義に基盤を置いたグローバルな連帯▼社会的弱者層への特別な関心と支援を拡大する社会的な連帯▼新型コロナウイルスで特に大きな影響を受ける次世代を支援するための世代間の連帯――を呼び掛けた。

 会合には韓国と共に議長国を務めるカナダとデンマーク、シエラレオネ、カタールを含む各国の高官が出席した。国連児童基金(ユニセフ)のフォア事務局長や国連女性機関のレグネール事務局次長らも出席し、子ども、若者、女性などの分野ごとに感染症の影響を緩和して次世代を守るための方策を議論した。

 また、韓国の人気グループBTS(防弾少年団)が特別参加し、新型コロナウイルスで困難に直面する次世代のために連帯と希望のメッセージを伝えた。


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