ここ3日間、新規感染者が2桁増にとどまり、感染拡大が鎮静化しつつあるとの見方もあったが、再び100人台に増加したことで安心できない状況になった。
特にソウル市内の住宅・商業複合施設などで集団感染が発生し、浦項市や釜山市など非首都圏でも相次いで感染が確認されており、秋夕(中秋節)の連休(30日~10月4日)を前に再び感染が拡大するのではないかとの懸念が出ている。
新規の市中感染者数99人を地域別にみると、ソウル市が40人、京畿道が28人、仁川市が5人で首都圏が73人を占めた。首都圏地域の感染者数は21日に40人、22日に36人と減少傾向を示していたが、再び増加に転じた。首都圏以外では釜山市と慶尚北道がそれぞれ6人、忠清南道が4人、大邱市が3人、光州市、蔚山市、忠清北道がそれぞれ2人、江原道が1人。
主な感染事例を見ると、ソウル市江南区の住宅・商業複合施設に関連した感染者が22日昼までに計39人となり、同区の別のビルでも計32人の感染が確認された。釜山市の健康用品説明会や大学、浦項市の病院などでも感染者が相次いで発生している。
海外からの入国者で新たに感染が確認された11人のうち、6人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの5人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日と変わらず計388人。22日の検査件数は1万1787件だった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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