韓国　けさのニュース（９月２３日）

◇文大統領「終戦宣言こそ朝鮮半島非核化への扉」　国連総会で演説　韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は２３日未明（日本時間）、テレビ会議方式で開かれた国連総会で一般討論演説を行い、「朝鮮半島の平和は北東アジアの平和を保障し、世界秩序の変化に肯定的に作用する」とし、「そのスタートが朝鮮半島終戦宣言である」と述べた。その上で、「（朝鮮戦争の）終戦宣言こそが朝鮮半島における非核化と恒久的平和体制の道を開く扉になるだろう」と強調した。米朝の非核化対話や南北関係が停滞する中、終戦宣言を端緒として北朝鮮を対話の場に引き出し、朝鮮半島平和プロセスを再び進展させる意思を示したものと受け止められる。◇韓国の新規コロナ感染者１１０人　４日ぶりに３桁に増加　韓国の中央防疫対策本部は２３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１１０人増え、計２万３２１６人になったと発表した。市中感染が９９人、海外からの入国者の感染が１１人だった。１日当たりの新規感染者数が３桁台となったのは１９日（１１０人）以来４日ぶり。感染拡大傾向はこのところ落ち着きを見せ、新規感染者数は２０日から２２日まで３日連続で２桁台を維持していたが、再び増加した。◇百貨店の化粧品売り上げ減少　中秋節需要で一部挽回も　新型コロナウイルスの流行の長期化でファッション・ビューティー産業が低迷する中、固定客が多い百貨店の化粧品も打撃を避けられない見通しだ。流通業界によると、今月１～２１日のロッテ百貨店の化粧品売り上げは前年同期間比１０%減少した。現代百貨店の化粧品の売り上げも同２%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの着用が日常的になり、メーキャップ化粧品をはじめ化粧品の需要が全般的に減少したことによるもの。一方、秋夕（中秋節、今年は１０月１日）を前にギフトセットの需要が伸び、売り上げの減少幅は鈍化した。◇Ｚ世代はテレビより動画配信サービス利用　１位はネトフリ　オンライン動画配信サービス（ＯＴＴ）が急成長し、Ｚ世代（満１５～２４歳）の３分の２近くがテレビよりＯＴＴを多く視聴するとの調査結果が発表された。全世代で最も多く利用されているＯＴＴサービスはネットフリックスで、その次がＷＡＶＶＥだった。調査を行ったＳＫテレコムは「ベビーブーム世代（満５５～６９歳）を除く全世代がＯＴＴを利用した視聴方式を好んだ」とし、全般的にテレビからＯＴＴへと利用パターンが変化するだろうと分析した。