朝4時に起床し午後11時に仕事を終える生活に加えて、徹夜の礼拝があれば午前2、3時に終わる日もあった。
初め祈祷院で働くことになった時には「神様の導きで共に働くことになった」と歓迎してくれた祈祷院は いざ解雇する時には「勤務態度がよくない」として、この伝道師の勤務内容を一つ一つ指摘した資料を出した。この伝道師は祈祷院に対する“裏切り”により精神的ショックを受け、現在 精神科の治療を受けている。
22日、韓国総合ニュース通信社“ニュース1”とのインタビューに応じた韓国キリスト労働組合のオム・テグン委員長は「最近 新型コロナウイルス感染症事態以降に、教会の副教役者(副牧師、伝道師)たちが突然解雇されるケースが増えた」と語った。
新型コロナの長期化により、対面礼拝の機会が減るとともに教会の収入も減ったことで、教会は最も削減しやすい副教役者たちを解雇し、費用減縮に乗り出したということである。
このような問題についてオム委員長は、教会の副教役者は「労働者」として認められていないためであると語った。
多くの教団では、教会内で勤務している教役者たちを「奉仕者」、「使命者」と呼び、「労働者性」を認めていない。また 労働者性を認めてほしいとして法的訴訟を起こしても、裁判所が教会側に軍配を上げるという。
このように教会の教役者たちを「聖職者」と呼びながらも「労働権」の保障を受けることのできないケースが頻繁に発生していることから、労働組合が設立された。
今回 キリスト労働組合は22日午後 ソウルの最高裁判所の前で、副牧師を「労働者」として認めない裁判所を糾弾する記者会見を開き、労働組合の発足事実を明らかにした。
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