‘マスク不足’の時に不良・廃棄マスクを高品質と偽り、販売した一味に実刑判決=韓国(画像提供:wowkorea)
‘マスク不足’の時に不良・廃棄マスクを高品質と偽り、販売した一味に実刑判決=韓国(画像提供:wowkorea)
不良および廃棄された保健用マスクを高品質と偽り、販売して利益を得た一味の5人が全員、実刑判決を受けた。

21日、韓国の法曹界によると、テジョン(大田)地裁において、薬事法違反の容疑で起訴されたA被告(40)とB被告(59)、C被告(63)、D被告(45)、E被告(46)にそれぞれ懲役3年、1年8か月、1年4か月、2年、6か月の判決が言い渡された。

彼らは今年1月から、新型コロナウイルス感染症によるマスクの需要が急増し、品薄になると、廃棄されたり、不良に分類されたりしたマスクを‘黄砂防疫用’、‘飛沫遮断’、‘高効率フィルター使用’などと偽り、販売した容疑で起訴されていた。

彼らが扱ったマスクは、工場の生活ゴミと共に、非包装状態で廃棄されたりしていたことが分かった。

このうちA容疑者が販売したマスクだけで232万枚にもなり、代金は約2億3300万ウォン(約2081万円)にも達する。

彼らは、マスクが医薬品に該当せず、薬事法違反でもなく、リサイクルが可能だと主張したが受け入れられなかった。

裁判所は「被告人たちは経験したことのない伝染病が世界的に大流行する状況で、‘自分だけ生きられればいい’という極端な欲に捕らわれて犯行した点で罪が非常に重い」とし「被害者を特定することも難しく、被害回復は期待できない」と指摘した。

続いて「被告人の個別的事情など、すべての量刑要素を総合的に考慮して量刑した」と明らかにした。

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