新型コロナ感染者の搬送訓練を行う大邱消防安全本部の消防隊員=(聯合ニュース)
新型コロナ感染者の搬送訓練を行う大邱消防安全本部の消防隊員=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は17日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から153人増え、計2万2657人になったと発表した。市中感染が145人、海外からの入国者の感染が8人だった。首都圏を中心に感染拡大傾向が続いている。死者は前日から5人増え計372人、重症以上の患者数は前日と同じ160人。

 1日当たりの新規感染者数は3日から15日連続で100人台となっている。11日(176人)以降、16日までは100人台前半にとどまっていたが、6日ぶりに再び100人台半ばに増加した。

 新規の市中感染者の数は15日まで3日連続で90人台だったが、16日(105人)に続き2日連続で100人を超えた。

 新たな市中感染者145人を地域別にみると、ソウル市が62人、京畿道が52人、仁川市が7人で首都圏が121人を占めた。首都圏以外では忠清南道が9人、慶尚北道が6人、慶尚南道が3人、釜山市と大邱市がそれぞれ2人、光州市と大田市がそれぞれ1人。

 結婚相談所や福祉施設、教会、工場などを中心に、新たな感染者が出ている。主な感染事例を見ると、京畿道光明市にある自動車メーカーの工場に関連し、少なくとも10人の感染者が新たに確認された。全羅北道益山市の結婚相談所では14日に最初の感染者が確認されて以降、これまでに5人の感染が判明した。

 海外からの入国者で新たに感染が確認された8人のうち、2人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの6人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。


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