インフルエンザの予防接種を行うソウル市内の小児科医院(資料写真)=(聯合ニュース)
インフルエンザの予防接種を行うソウル市内の小児科医院(資料写真)=(聯合ニュース)
◇全国民へのインフル予防接種 業界が難色「生産終了し不可能」 韓国で全国民を対象とするインフルエンザの無料予防接種を巡り政界で議論が進んでいるが、ワクチン製造業界は現実的に生産が不可能だとして難色を示している。ワクチン業界によると、今年国内で流通するインフルエンザワクチンは既に生産が終了し、病院・医院への供給と流通段階に入った。ワクチンは年初に世界保健機関(WHO)が今年流行が予想されるウイルスを発表した後、3月ごろに生産に着手。8月までに生産を終えた後、食品医薬品安全処の出荷承認を経て市中に流通する。このため、全国民に無料で予防接種を行うかどうかを議論すること自体が現実と大きく乖離(かいり)しているというのがワクチン業界の意見だ。◇60代以上のコロナ患者が急増 重症化・死亡リスク高 新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が100人台前半で推移しているなか、感染者の4割は60代以上の高齢者であることが分かった。高齢者は感染すれば他の年齢層に比べて重症以上に悪化するリスクがはるかに高い。このところ相次いで発生した死者も多くが60代以上だ。これに対し、防疫当局は重症患者の病床確保に乗り出すと同時に、療養施設や訪問販売業者など利用者の年齢層が高い施設に対して集団感染の発生を防ぐための防疫対策を強化している。 ◇韓国個人投資家の投資額 今年9兆円に迫る 今年に入り、国内外の株式市場に投じられた個人投資家の資金は100兆ウォン(約8兆9500億円)に上ると推計された。韓国取引所などによると、個人投資家は今年1月1日から今月16日までに有価証券市場で43兆5464億ウォン、新興企業向け株式市場コスダックで12兆3764億ウォンを買い越した。両市場を合わせると、55兆9327億ウォン分の株式を買い入れたことになる。これに加え、投資家の預託金と海外株式の買越額を単純に合計すると100兆ウォンを超える。◇北朝鮮が軍事パレードで中距離ミサイル公開か 米専門家が予想 米シンクタンク、カーネギー国際平和基金のアンキット・パンダ上級研究員は16日(現地時間)、北朝鮮が10月10日に朝鮮労働党創建75周年を記念して行う見通しの閲兵式(軍事パレード)で「何か大きなものを見せると予想している」と述べた。同氏は、北朝鮮が5年単位の記念日ごとに大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「KN14」や「火星10」などの戦略兵器を公開した前例を根拠として示し、「北極星2」のような固体燃料型中距離ミサイルを公開する可能性があると説明した。
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