これに対し、息子の徐氏の弁護人は「(シン議員は)確認されていない情報を公開した」とし「悪意的主張だ」と反発した。検察は15日、国防部の家宅捜索を通じて、請願録音資料を確保したかどうかについては確認できない立場だ。
シン議員は16日、ソ・ウク(徐旭)国防部長官人事聴聞会で、秋長官の息子である徐氏の軍特恵休暇疑惑と関連し、2017年6月当時、国防部の請願室への電話を録音した情報提供内容を公開した。
シン議員は「私が受けた情報によると、徐氏の休暇延長について国防部に電話をしたのは女性だという」と述べた。
そして、「昨日、検察が家宅捜索を行い、(請願電話の)録音ファイルを持っていったが、そのことに関する主な情報提供を受けた」と明らかにした。
また、シン議員は「(電話を受けた職員が)身元を記録しなければならなかったため、名前を書いたが、確認したところ、秋長官の夫と記載されていた」と伝えた。
これに対し、徐氏の弁護を担当するヒョン・グンテク(玄根宅)弁護士は記者らに送った文書を通じ「確認されていない情報提供」とし、シン議員の主張を一蹴した。
玄弁護士は「シン議員の発言は国会議員の免責特権を利用した卑怯な政治攻勢」とし「シン議員は前回も自身の第3師団参謀長出身である元韓国軍支援団長を立ててきて、徐氏の自隊配置請託があったかのように国民とマスコミを騙そうとしたが、嘘だったことが明らかになった」と話した。
また、「自粛しても足りない方が他の匿名の情報提供者を立ててきて、新たな疑惑を膨らませるのは当然、責任を負わねばならないこと」と批判した。
徐氏の特恵休暇疑惑を検察に告発した国民の力側と徐氏側の主張が対立し、疑惑究明は検察の役割となった。ただし、ソウル東部地検の関係者は「(家宅捜索でどんな資料を確保したのか、家宅捜索で確保した資料にこうした内容があったのか)など、捜査内容は確認できない」と答えた。これに関し法務部関係者は「(秋長官は)特に立場を表さない」と明らかにした。
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