韓国「新型コロナ安全な国」3位…日本は5位、韓国副首相の解釈は「補正予算のおかげ」

韓国のホン・ナムギ（洪楠基）副首相兼企画財政部長官は16日、韓国が「新型コロナウイルス100大 安全な国」で3位になったことと関連し、「全国民の防疫努力とともに、補正予算など民生対策および経済回復への努力が反映され、順位が上昇した」と明らかにした。

　洪副首相は同日、自身のFacebookを通じてこのように伝えた。

　先立って、米経済専門誌「フォーブス」は3日、韓国が新型コロナウイルス 100大 安全な国3位と報じた。これは全世界250か国を対象に、新型コロナと関連した経済・政治・保健安全性を評価したものだ。今年6月の報告書では10位だったが、9月の報告書で3位にあがった。

　1位はドイツで前回は2位だった。日本は5位で前回と同じ。イギリスは31位、イタリアは43位、米国は55位、ブラジルは66位、インドは80位だった。

　洪副首相はこれについて「ドイツ・オーストラリアなど感染者が多く、致命率が高い国でも十分な対応余力の確保及び積極的な経済回復措置などがある場合、上位圏に分布していることがわかる」とし、「韓国の場合、8月中旬から2次感染が拡散する恐れがあったにもかかわらず、全国民の防疫努力とともに、補正予算など民生対策および経済回復への努力が反映され、順位が上昇した」と述べた。

　続けて「政府は何より、新型コロナウイルスを制御するための防疫を徹底的に行う」とし、「これまで発表した民生安定・景気回復対策を基に防疫と経済を共に点検し、より安全な国を作っていくため、総力を傾けていく」と述べた。

　また「新型コロナウイルス対応について、防疫と経済回復間の緊密な相関関係を確認することができた」とし、「新型コロナウイルスの安全優秀な国が、相対的に経済的被害をより少なめに受けている」と伝えた。