北朝鮮が2017年7月に発射した「火星14」=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮が2017年7月に発射した「火星14」=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は15日、トランプ米政権の内幕を描いたとする米著名記者ボブ・ウッドワード氏の新著の内容に関し、2017年に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」を発射した後、米国が核兵器80発での対応を検討したと一部メディアが報じたことについて、「誤訳」との立場を示した。 青瓦台関係者は、米国が核兵器80発での対応を検討したのではなく、「80発の核兵器を持つ北朝鮮への対応を検討した」とする解釈について記者団に立場を問われ、「(その部分は)誤訳されたものと承知している」と答えた。 青瓦台は「米国が核兵器80発を持つ北朝鮮への対応を検討した」というのが正しい解釈だと捉えていることを伝えた格好だ。 前日、青瓦台の高官は記者団に対し、「外国のジャーナリストの著作物に青瓦台が言及するのは適切でない」と即答を避けながらも、「核兵器の使用はわれわれの(対北朝鮮の)作戦計画になく、朝鮮半島内での軍事力の使用は韓国の同意なしには不可能だ」と強調していた。 関係者が「誤訳」としたことに対し、青瓦台はその後、記者団に宛てたメッセージで「全文が出版されたら確認してほしい」と訂正した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40